284.縁側の家
284.縁側の家 | |
株式会社 大喜建設 | |
川添デザイン事務所 川添 潤一郎 |
【お客様の主なご要望】
・沖縄が好きなので沖縄に建っているような平屋建てで、縁側のある素朴な時間がゆっくりと流れるよ うな雰囲気が感じられる空間がほしい。
・目の前を流れる水路、背にある山々、目の前に広がる田園に合う住宅。
【建築家コメント】
敷地は小高い山と、揖保川に囲まれた集落の一角にある。
敷地の東側には水路が流れ、自然の恵み豊かな環境である。
被害側に水田が広がり、その向こうに山々を望む事ができる。
敷地を始めて訪れた時、この環境から得られる恵みを十分に生かしたいと考え、計画を始めた。
水路には長い時間をかけて植物と一体になった古い石積みの擁壁があり、その存在感が印象的だった。
個の擁壁を崩すことがない様、建物を配置した。
また、東側の風景は1年を通して季節の変化を楽しむ事ができるため、その方向へ視界を大きく開いている。
同じく、縁側は建物の東面と南面に繋がり、室内空間をより広く豊かなものにしている。
当初より、建築主は平屋を希望されていた。低く深い庇、濡れ縁など日本の風土に合った、内部と外部の中間領域を強調するデザインとした。
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