建築家コンペと予算のコントロール
その東京オリンピックのメイン会場となる、新国立競技場に新たな問題が起きています。
この新しく建て替えられる新国立競技場、このデザインも家escortと同じく建築家コンペで選ばれました。
選ばれたのはイラク出身イギリス在住の女性建築家、ザハ・ディドさん。
その他最終審査まで選ばれた作品は
公式ホームページで見ることができます。
http://www.jpnsport.go.jp/newstadium/Portals/0/NNSJ/finalists.html
この案が選ばれて良かったかどうかは?
皆さんそれぞれの意見があると思いますので、ここでは控えますね。
http://www.jpnsport.go.jp/newstadium/Portals/0/NNSJ/finalists.html
この案が選ばれて良かったかどうかは?
皆さんそれぞれの意見があると思いますので、ここでは控えますね。
一度見てみてください。
楽しいですよ、いろいろな考え方があって。
今日の問題はそこではなく、
建設費です。
当初予算が1300億円!!
これでも莫大な金額ですね。
ところが、開催決定後に建設費を具体化し始めたところ、
ところが、開催決定後に建設費を具体化し始めたところ、
このデザインをそのまま建設すると3000億円!!!
2倍以上です ><
さすがに五輪担当相も、縮小を考えているとの事ですが・・・
さすがに五輪担当相も、縮小を考えているとの事ですが・・・
最初の応募要項に予算が記載されていたのかどうかは分かりませんが、
建築家も選ばれるようにするには、この段階では予算重視よりデザイン重視
になってしまうのが良く分かります。
住宅の建築家コンペでも同じです。
予算のコントロールを第3者が行わないと、後で大変な事に気がつきます。
建築家もできるだけ良い建物を、と考えます。
お客さんの方も、専門家が薦めてくれるのだから、少々オーバーしても・・・、
と考えがちです。
設計が終わって、いざ工務店に見積もりを取ったら
予算の大幅オーバー!!
実は建築家との家づくりではよくおこる事なのです。
簡単そうで予算のコントロールは大変難しいのです。
気がついてからでは、設計変更の時間と手間がかかりますし、せっかく膨らんだ
お客さんの夢も建てる前にしぼんでしまいます。
家escortのプロデュースは、その事は重々承知していますので、事前に予算の設定
を明確に行います。
コンペ参加の建築家の方々へは予算順守を繰り返し伝えます。
途中、オーバーしそうな場合はその都度精査します。
最終的にお金が足らない~
という事にはならないように。。
予算に限りはあると思いますが、その中で最高の住まいを手にいただけますように。